<第4話> 後半
午後3時15分頃パナカイキ・ビーチキャンプ着;
キャンプといっても意外、小屋泊まりであった・・・・本来ならばテント泊だが(ガイドのルースが)メンバーの疲労を感じとって変更したらしい。平屋造りで内部は少々手狭だが二段式ベッドが二組備えてあった。近くに管理棟があって、広い食堂や洗濯ルーム、温水シャワー室、水洗トイレも完備されていた。小屋の前の道路の向こうには芝地が広がり、その背後には岩山が切り立っていた。申し分のないロケーションである。
先ずはシャワーを浴びる・・・疲れと緊張でガチガチになっている体には温水シャワーこそ最高のプレゼントだった。お陰で随分さっぱりとした。でも休む間もなくトキと2人で衣類の洗濯を。干し場が幾つもあるが・・・たまった洗濯モノで、一つの干し場を占領してしまった。程よい風も吹いているから夕方迄には乾くだろう。

夕食当番はイギリス人のエンマちゃん;
彼女は1人で忙しそうだったので、お手伝いをした。何かわけの解らない野菜炒めだ。どんな味がすることやら・・・。

Sunset walk on the Truman track
夕食後にガイドのルースが食後の腹ごなしに近くの海岸を散歩したくない?と言い出した。
若い3人はすぐにOK・・・我々2人はガックリ! Hotシャワーでサッパリして食事を終えてようやくリラックスしているというのに・・・。
海岸ラグーン(lagoon=潟)は、引き潮中だったので海底のゴツゴツした岩がむき出しになっていた。海水で穿たれて出来た造形・・・無数の奇岩に目を奪われる。皆、歓声を上げて、その上をどんどん歩く。滑らないのが不思議だ。

トキが何やら黒いゴムチューブみたいな物を拾ってきた。直径が1cmを超える。長〜い。しかもすごく丈夫だ。どうもそれは海草らしかった。日本のコンブとは、大違い。

出ました!岩場歩き;
この10days Hiking にはAdventureの一文字が抜けてたんじゃないか?ルースは身軽に岩から岩へと移って行く。もたもたしている私に向かって・・・「ハ〜イ、タミー。その岩の上に立って〜。私が抱き止めるから、ここへ飛び移って〜」・・・と言う具合に、どんどん指示してくる。
(年寄りはバランスが今イチなのに、何を考えているんだか〜?)。え〜い、ままよと飛ぶ。ようやくクリアー。僅か1時間半くらいの散歩(?)・・・私には十二分でした。サア〜小屋に戻ろう。
この小屋は4人部屋?;
私は二段ベッドの下段に寝袋をセットした。フレッドは長椅子の上で寝るようだ。ルースは小屋の外にテント(日本製)張って寝る準備・・・彼女は一年の半分は、野外で寝るとか。タフな女の子だよ、まったく!
今晩もジョアンに、鼾がうるさいと叱られそうで気になるが・・・かなり気心が知れてきたから許してくれるだろう・・・そう願って目を閉じた。

南十字星、偽十字星、逆さオリオン座、大小マゼラン星雲のオンパレード;
本当に夜空は暗い・・・漆黒の闇が、ここニュージーランドにはあるのだ。昼の景色、夜の星空、両方をじっくりと堪能できた、自然の素晴らしさを、実感した旅でした。
(第4話 後半 終わり)

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第5話前半へ続く