| <第6話> 前半 (2004年3月14日 6日目 晴れ) |
7時起床する。パン(トースト)、ハチミツ、コーヒーで軽く朝食を済ませた。全員がまとまって食べることは余り無いし、いつもバラバラだ。(これ文化の相違?)特にエンマちゃんは寝起きが悪い。だからいつも朝食が遅い。それから(朝食が)軽めだから必然トレッキング等の途中で腹が減る。減ったら、チョコバーをほおばるという具合だ。チョコバーは立派な携行食なんです・・・ご当地では。今日のActivity は・・カヤッキング; ここ(ホステル)からカヤックを貸し出している小屋が近いということで、歩いて行くことに。海岸というよりは入り込んだ潟だ。潟沿いに道を少し歩くと、成る程、目指す小屋が見えてきた。小屋前の広場には何艘ものカヤックが、客待ち顔で並んでいた。レッツゴーと思いきや、小屋のなかで、先ず、店のあんちゃんのレクチャーを聞かねばならない。・・(さすがアウトドア・スポーツ先進国だ)。潟の地図や写真などを見せながら、今日の見所などを実に丁寧に説明して頂きました・・・。(私は)辛抱強く(?)聞いていました。 |
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| ウエットスーツを着る; 女性のスカートを彷彿させる様なカヤック用のウエットスーツで身を固める。どうもその姿が滑稽(男性の場合)なので吹き出してしまった(すいません)。それからランチ、ドリンク、お菓子類もケースに入れて、カヤック内部に収納する。準備万端である。 |
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鏡のような水面; 波一つ無い潟に舟を漕ぎ出す。2人乗りなので私はルースと、トキはフレッドと組んだ。私達のカヤッキング歴と言えば・・・たったの1回(1日)だけ。それも2年程前にタズマン海(外海)の海洋でのOne Day Seaカヤックに参加しただけ。その時の惨状はもう思い出したくもない。一応、要領が解っている(?)つもりだったが、なかなかスムーズには(艇は)前に進んでくれなかった。どうしてもパドル(paddle=櫂)の操作が今イチなのだ。焦ると力んでしまって、(パドルで)漕ぐとバシャバシャと水面ばかり叩いて水ばかりかぶる。(私の)体が漕ぐ毎に、左右に大きく揺れるもんだから・・・(ルースに)揺らしたらダメ〜! 転覆しちゃう〜!・・・と、なんども怒鳴られた。 |
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潟から川の支流を遡る 波の全くない湖面のような潟から狭〜い川の支流に漕ぎ入ると、周りの景色が一変した。さっき迄は、遠くに氷河を抱いた急峻な峰々が海面に姿を落として見えていたのが、周りは一変して鬱蒼とした緑のジャングル(?)に変わってきた。全くの別世界!立木や倒木にびっしりと苔むした原生林や、沼池・・・全く手付かずの自然が目の前にあった。これぞニュージーランドの温帯雨林。陸上からは絶対に踏み入ることのできない地域だ。無数につながる支流を、まるでパズルを解くかのように遡上し続けたが・・・遂に、苔むした倒木が我々の行く手を遮ってしまった。どうあがいてもこれ以上は前には進めない。ルースの指示でカヤック三艘を横並びにする。それから全員がパドルを立てて、ルースの音頭で大歓声(ときの声)!でも、何と叫んだかは記憶に無い。 |
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| レストタイム; 待ちに待った休憩タイムだ。カヤックの上ではちょっと窮屈で動き辛いが・・・夢中でカメラのシャッターを切る人、じっくりと四方を眺める人、プラスチック・バッグからおやつや食料を取り出す人、一服を付ける人・・・艇も人も、そのすべてが雨林に融け込んでしまったように思えた。 |
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| 干潮だ!:潟の海水が引いていった; 来る時、気になっていた事があった。それは海水面に、ずっとポールが一定の間隔で頭を出していたことだ。なるほど、干潮時はこれが目印になるってことなのね!帰路は、これに沿ってカヤックを進めればいいわけか。意味はわかったが、それにしても海水が引いていくスピードが速すぎる。いつの間にか、まるで苗を植える前の水田で漕ぐような按配になってしまった。腕が疲れて一休みすると、後部でルースが叫ぶ。「もっとしっかり漕げ」・・・そうはいかないから困っているのに・・・! 腕はもう棒のようになっているのだ。更に水が引いて完全にドロンコ状態になってきた。海水がはるか遠くに引いて行ってしまったのだ。 (第6話前半 終わり) |